抓取时间:2019年06月08日 07:51:13
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描述:和の職を究めよう【職人の掟/和職】/wa-syoku.comです。日本の大企業の創業者は全て職人だといわれております。時代が変わり成型品が出回っても、職人の手作業が色あせることはありません。この国を支える様々な匠たちをご紹介していきます。
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日本の大企業の創業者は、全員職人であったといいます。
今や世界有数の経済大国となった日本は、職人たちの手によってつくられました。
海外でも非常に評価の高い日本の商品やサービスは、各分野の職人たちの技術力の高さの証。先端技術から伝統工芸まで、日本人が生み出す職人技の裾野は広く、また深遠です。
ここでは、「日本ならでは」の職人技に焦点を当ててご紹介していきます。
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塗師
塗師とは、漆器づくりの工程で、椀や盆などの器に漆を塗る職人のこと。漆を塗る工程は下地、中塗り、上塗りと段階がありますが、漆器産地によっては一人で行う場合や分業して行う場合があります。 塗師の仕事は、漆を何度も塗っては研ぎを繰り返す、根気を必要とする作業です。作業工程の中、下地塗りで強度が増し、中塗りでなめらかな表面を作り上げ、最終工程の上塗りで美しく仕上げます。 塗師になるには、漆芸コースが設けられている高校、大学、専門学校で学んだ後、漆器製造会社に就職するか、塗師職人の元に直接弟子入りして修行を積むのが一般的です。 塗師として一人前になるには、修業先により期間が異なるが、4～5年修行すれば、一人前として独立できるようです。 塗師を目指す人には、手先が器用なことが当然求められますが、それに併せて、理想とする仕上がりを目指す粘り強さもまた必要となります。ものづくりを究めたい方に向いている職業です。塗師に興味がある方に『漆 塗師物語』を一読することをオススメします。本書は、現役の塗師が、漆職人の現場と歴史を書き下ろしています。
指物師
指物師とは、釘などを使用せずに、木材同士をパズルのように組み合わせて木製品を作りる職人のこと。代表的な製品には、箪笥や机などがあげられます。中でも、箱根の寄木細工が一般的にはよく知られています。材料には、キリ、スギ、クワ、ケヤキなど堅い木が使用されます。 指物師になるには、家具製作会社に就職するか、指物師の職人の元に直接弟子入りするのが一般的です。弟子入りする前に、職業訓練校の木工科などで指物技術の基礎をあらかじめ学んでおくと就職に有利に働くかもしれません。 指物師として一人前になるには、多種多様な指物技術を身につける必要があるため、少なくとも10年以上の修行が必要とされています。 指物師は、木を組み合わせるほか、彫物、曲げ物、挽き物など幅広い技術を駆使しながら木工品を制作するため、手先の器用さが求められます。また、一人前になるまでに長い年月がかかることから、伝統工芸品に関心があり、忍耐強い性格の人に向いています。 指物に興味がある方に、『木工指物』をオススメします。本書では、木材工芸品の歴史のほかに、職人よって制作された木材工芸品をあまねく紹介しています。
蒔絵師
漆器製造には、多くの職人が携わっていますが、その最終工程で、漆で塗った漆器に文様を描き、金箔や金粉、銀粉などで装飾を施すのが蒔絵師です。 蒔絵製品は、古くは大名道具、茶道具、印籠などの装飾に用いられてきましたが、現在では、主に仏壇、仏具、食器、家具などで使用されています。しかし、近年、蒔絵の装飾性が評価されており万年筆、携帯電話など、新しい分野にも用いられるようになっています。 蒔絵師になるには、漆器の生産地である石川県（輪島塗）、京都府（京漆器）、福島県（会津塗）などの漆器製造会社へ就職するか、蒔絵師の元へ直接弟子入りするのが一般的です。 なお、近年では、芸術大学や専門学校で基本的な知識と技術を学んだ後、蒔絵師の世界へ入ってくる人が増えているようです。 蒔絵には、平蒔絵、高蒔絵、研出蒔絵など伝統的な技法があります。そのため、蒔絵師には、文様を描く美的センスを始め、繊細な技と洗練された経験が求められます。 蒔絵の世界に触れたい方へ『蒔絵 (NHK美の壺)』をオススメします。日本文化を象徴する工芸が一冊に集約されています。
押絵羽子板職人
押絵羽子板職人とは、押絵と呼ばれる技法で作られた羽子板を作る職人のこと。押絵とは、厚紙に羽二重の布をかぶせ、中に綿を入れて、包んだ後、板に張り合わせる技法のことです。 歌舞伎役者や有名人の姿を模した鮮やかな羽子板は、年末の浅草寺などでよく見られます。 押絵羽子板職人になるには、押絵羽子板を制作している会社に就職するか、職人の元へ直接弟子入りするのが一般的です。 ひとくちで、押絵羽子板職人といっても、押絵羽子板制作は分業で行われており、綿を布にくるむ「押絵師」と、筆を扱う「面相師」に分けられます。どちらも、一人前の職人になるには10年以上かかると言われています。 押絵羽子板は、細かく分けられたピースを積み重ねて造り上げるため、大変根気のいる作業になります。そのため、伝統工芸品に関心があり、忍耐強い性格の人に向いています。また、歌舞伎の世界と密接に関係しているため、歌舞伎に関する知識も必要になります。 押絵羽子板職人に興味がある方に『押絵羽子板―江戸の技と華』をオススメします。本書は、押絵羽子板制作の第一人者である西山鴻月、西山和宏父子の作品集です。
盆栽職人
盆栽職人とは、松やサツキなどの木を植木鉢の中で育てて、枝の形を整えたりして、自然に育った木の形に仕立てあげる職人のこと。 樹木の生長過程に合わせながら、枝ぶりを整え、ひとつの盆栽を育て上げるのは、園芸の中でも、特殊な技術が必要とされています。 盆栽職人になるには、盆栽園などを経営している職人のもとに直接弟子入りをして修行するのが一般的です。盆栽職人になるためには、盆栽園などで親方について修業をするのが一般的です。盆栽職人として、一人前になるまでには、5〜10年かかるといわれており、修業期間の収入は非常に少ないです。 盆栽職人は、時間をかけてひとつの盆栽を作り上げていくことから、根気強さや繊細な神経などが、特に必要な要素とされています。また、盆栽独特の園芸技術も修行の過程で習得する必要があります。 近年、盆栽は「BONSAI」が英単語になるほど海外での人気が高まっています。そのため、盆栽職人として、一人前になれば、海外のBONSAIクラブでの指導を行うなど、国際性と発展性のある職業となっています。 『盆栽入門』は初心者でも気軽に盆栽を楽しめる入門書。盆栽基本作業などが、この一冊で習得できます。
参考書一覧
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