キャットフードのおすすめ～安全な猫ごはん・猫エサの選び方～
キャットフードには栄養素によっての種類が３つあります。「総合栄養食」、「一般食」、「療養食」です。商品パッケージの裏面に表示されていることが多いです。「総合栄養食」は主食に与えるものです。「一般食」や副食、間食、栄養補助食品と書かれているとおやつです。「療法食」は、猫の病気に合わせて栄養を調整した主食です。日本ではお店でも、かかりつけの病院でも買えます。病気に適しているか獣医師さんと相談してから猫に買い与えましょう。
＜ドライフードとウェットフードの違い＞
ドライフードは肉や魚の材料に、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを人工的に調整して穀類をつなぎに粒上に形を整え、乾燥させ、袋詰めにして販売されています。猫に与える時は清潔な飲み水が必要です。保存料や防腐剤が入っているので長期保存ができます。与える量の調整がしやすく猫が食べ残しても悪くなりずらいです。大量に買えるので値段が安いことが多いです。ウェットフードは肉や魚の素材に熱を加えて調理してから缶詰やパウチで販売されています。猫の食いつきが良く、素材に水分が十分含まれているので飲み水を必要としない猫もいます。保存料が入っていないので開封すると日持ちがしません。包装の違いで量は１個４０～１２０gとばらつきが多いです。値段も約８０～４００円と幅が広いです。
＜高タンパクで低炭水化物がいいの？＞
成猫の一日に必要な摂取カロリーは３００～５５０キロカロリーと言われています。成長期や妊娠時には倍のカロリーが必要です。しかし、年齢、体重、去勢の有無、室内飼いかによって摂取カロリーは変わります。肥満や糖尿病を抱える猫には細かいカロリー計算が必要です。今、欧米では穀類を含まないグレインフリーのドライフードが注目されています。猫は穀類の炭水化物を分解する酵素を持っていません。肉食動物なので、動物性タンパク質を分解してエネルギーにしています。人と代謝の仕組みが違うのです。ドライフードには平均４割穀類が使われています。本来の食生活には必要がありません。「消化に負担をかけず、高タンパクな食事で代謝させることが免疫力や健康な体を維持させる」という考え方がグレインフリーです。炭水化物が猫の健康を害した研究結果はありません。しかし穀類と一緒に人工添加物と保存料や防腐剤、着色料と香料が使われてもいるのです。ウェットフードは高タンパクで低カロリーですが１日に数回食べさせる必要があります。安全なドライフードとウェットフード、どちらも併用してキャットフードを選ぶことが猫の健康と人の経済面を守ります。
～まとめ～
日本ではペットフードに使う食材の品質に規定がありません。栄養価を満たしていても品質の悪い素材にはたくさんの防腐剤や着色料、香料が使われています。そして値段が安いです。パッケージに「ヒューマングレード」と書かれたものは人が食べる品質の材料が使われています。安全な材料であるほど値段は高くなります。キャットフードには人の都合を重視した商品と猫の体を考えた商品があるのです。